テクノロジ ソフトウェア無線(SDR)技術支援サービス 最先端のソフトウェア無線技術(SDR)と豊富な知見で、
次世代無線通信の研究開発を加速します

無線システム開発の現状と課題

加速する無線技術革新に対応する開発環境の構築
Beyond 5G/6Gの研究開発が本格化する中、新たな無線方式の検討や評価のためには、実環境で動作する無線システム開発環境が不可欠です。しかし、無線システム環境の開発には、最新の無線規格への対応や複雑な信号処理の実装、リアルタイム処理の実現など、多くの技術的な課題が存在します。
複雑化する無線システム開発と専門知識の要件
近年、ソフトウェア無線(SDR)による無線システム環境の開発が注目されています。ソフトウェア無線(SDR)による開発では、既存の無線方式を手軽に試せる一方で、開発に活用するためには、無線通信の専門知識に加え、高度なリアルタイム信号処理の技術が必要となります。また、研究開発の目的や要件に応じて、Open Sourceの効果的な活用やFPGA実装を含めたソフトウェア無線(SDR)システム全体の最適化など、幅広い技術領域をカバーする総合的な知見が必要となっています。

こういうお悩みはありませんか?

  • ローカル5Gの実験環境を構築したいが構築方法がわからない。
  • Beyond 5G/6Gのような新しい無線方式の評価をしたい。
  • ソフトウェア無線(SDR)で高伝送レートを実現したい

最先端のソフトウェア無線(SDR)技術と独自の開発ノウハウで
Beyond 5G/6Gの実現に貢献します

パナソニックシステムネットワークス開発研究所は、ソフトウェア無線技術(SDR)を活用した無線システム開発のエキスパートとして、Beyond 5G/6Gの研究開発をワンストップでサポートします。NI社製プラットフォームとOpen Sourceを組み合わせた柔軟な開発環境、FPGAによる高速信号処理の実装、35年以上の無線開発経験を持つ専門家チームが、ソフトウェア無線(SDR)技術を用いて、お客様の次世代無線通信の実現を支援します。

Features ソフトウェア無線(SDR)技術支援サービス特長

最新のソフトウェア無線(SDR)技術と豊富な実績に基づく4つの特長で 研究開発を推進します

ソフトウェア無線(SDR)からFPGA実装まで、無線通信システムの設計・開発で培った豊富な経験を活かし、お客様の研究開発をワンストップで支援。「実現したい」というイメージを、確かな技術力と柔軟な発想で「カタチ」にします。

特長①

柔軟なソフトウェア無線システム(SDR)開発環境

RF回路とADC/DACのみで構成された無線装置(USRP)と信号処理ソフトウェアで、様々な無線方式に対応可能な開発環境を提供。お客様のご要望に応じて、ソフトウェア無線(SDR)技術を用いたシステムの提案、無線方式の検討から実装、評価までを短期間で実現します。

特長②

FPGAによる高速信号処理の実装

豊富なソフトウェア無線(SDR)開発の知見を活かし、無線システムのボトルネックとなる信号処理部分を抽出。必要に応じてFPGAで実装することで、高伝送レートのリアルタイム処理を実現します。

特長③

Open Source活用によるローカル5G環境構築

Open Sourceとして提供されているOpen Air Interface 5Gを用いた、ローカル5G実験環境の構築に関するノウハウを保有。基地局、移動局、コアネットワークを含めた、5G無線環境の評価や実証実験をトータルにサポートします。

特長④

ソフトウェア無線(SDR)の豊富な開発実績と技術力

LabVIEW認定開発者を擁し、NI社からRF Business Partner Awardを受賞するなど、高い技術力を保有。USRPと相性の良いLabVIEWを用いたソフトウェア無線開発(SDR)に関する多様な開発実績を活かし、お客様の研究開発課題を解決します。

Results ソフトウェア無線(SDR)技術支援サービス実績

Case 01

標準規格に準拠した5G-NR試作装置の短期開発

2018年、当時リリースされたばかりの3GPP Release15標準規格に準拠した5G-NRデモ機を開発。システムレベルシミュレータ(LLS)からの段階的な開発アプローチとFPGAによる実装の最適化により、下りチャネル4x4 MIMOで2.5Gbpsのスループットを達成しました。

標準規格に準拠した5G-NR試作装置の短期開発
Case 02

ローカル5G向け、3GPP準拠28GHz帯電波可視化装置開発

ローカル5Gにおける設計の補助ツールとして、5G-NR規格に対応した28GHz帯電波到来方向可視化装置(電波ビジュアライザ)を開発。12インチ大型タッチパネルを搭載しながら、2.7kgの軽量設計を実現。ビームフォーミング技術を応用し、電波強度をAR表示することで、地下街やスタジアム、工場など様々な環境での電波伝搬評価を可能にしました。

ローカル5G向け、3GPP準拠28GHz帯電波可視化装置開発
Case 03

5G-NR対応28GHzミリ波ビームフォーミング送信装置開発

5G-NRのソフトウェア無線(SDR)技術とビームフォーミング技術を融合した28GHz帯送信装置を開発。電波ビジュアライザ開発で培ったノウハウを基に、アンテナ設計から高周波回路、筐体設計までの一貫開発を実施。FPGAによるアンテナ制御回路の実装で、5G-NR FR2仕様に準拠した100us以下の高速ビーム切り替えを実現しました。

5G-NR対応28GHzミリ波ビームフォーミング送信装置開発
Case 04

オープンソースによるローカル5G実験環境の活用

Openairinterface5Gプロジェクトを活用し、基地局(gNB)、移動局(UE)、コアネットワーク(5G-CN)を含むローカル5G実験環境の構築ノウハウを保有。物理層開発で培った豊富なノウハウを活用し、高伝送レート対応や新規技術の実装、タイミング同期の最適化など、高度な技術要件に対応したカスタマイズにも対応可能です。

オープンソースによるローカル5G実験環境の活用

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NIアライアンスパートナーとして豊富なシステム開発実績を保有。無線システムだけでなく、自動測定システムやデータ収集システムの構築などもお手伝いいたします。

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