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NEWS~パラリンピック1周年記念イベントでKAIROSを使ったマルチアングル配信を実施


昨年の東京パラリンピック開幕から1年を記念して、「東京2020パラリンピック1周年記念イベント」が8月24日(水)に有明アリーナで開催されました。当社は本イベントのインターネットライブ配信の中継配信を担当。パナソニックのIT/IPプラットフォーム「KAIROS」とNTTスマートコネクト社のビデオプラットフォームを組み合わせたマルチアングルでのライブ配信を実施いたしました。

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16台のカメラソースを自在にコントロールするプラットフォーム「KAIROS」

本イベントに導入された「KAIROS」は20チャンネルもの入力ソースに加え、数に縛られない自由なレイヤーで多重合成が可能なプラットフォームです。今回のイベントでは16台のカメラからの入力に加えテロップや事前収録の映像などを合成。それらのソースを一元管理し、6チャンネルのマルチアングル配信のスイッチングだけでなく、会場内大型ビジョンへの出力も可能にしました。

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視聴者の“見たい”に応える新しいコンテンツ マルチアングル配信

今回の配信では6チャンネルの映像を同時配信。視聴者が再生画面上の6つのチャンネルから見たいアングルをクリック・タップするだけでいつでも自由に切り替えられるマルチアングル配信を実施。さらにKAIROSによるスイッチングと組み合わせたことで、試合では無人のリモートカメラ、パフォーマンス時には有人カメラに切り替えるなど、シーンに合わせた視点を作り出すことで視聴者の要望に応えるコンテンツとして提供いたしました。

5Gを見据えた新たなライブ配信のカタチ

パラスポーツへの理解を深めてもらうために行われた本イベント。車いすバスケットボールのエキシビションマッチに加え、様々な演目と多くのゲストの登場もあり、来場者はのべ約9,200人、配信の総アクセス回数は約60,000回と大盛況となりました。


エキシビションマッチの配信では、無人カメラを利用してコート内を余すことなくマルチアングルで配信しつつ、パナソニック映像が実況・解説もディレクションすることで配信に合わせた音声をお届けいたしました。さらに聴覚障がいをお持ちの方にも楽しんでいただけるよう、手話通訳のチャンネルも配信しました。また、ハーフタイムショーでは女性ボーカルグループの Little Glee Monsterが、後半ではIPC特別親善大使の稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんが登場しパフォーマンスを披露。視聴者が見たいアングルを選択できるよう有人カメラで各メンバーだけのチャンネルを用意するなど、マルチアングルを最大限に活かした配信を実現しました。
KAIROSとマルチアングルの組み合わせによって、イベント配信の新しい可能性が見出せた今回のイベント。
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