パナソニック映像株式会社 TOP

NEWS~パラリンピック1周年記念イベントでVRを使ったLIVEビューイングを実施


8月24日(水)に有明アリーナで開催された「東京2020パラリンピック1周年記念イベント」。当社はインターネットでのマルチアングル配信と併せて臨場感LIVEビューイングの中継も担当。(協力:G1 company)府中市郷土の森博物館では既存のプラネタリウムを利用して、北区と八王子市の特別支援学校ではVRドームを設営し、計3か所でVR技術を使ったライブビューイングを行いました。複数箇所にドームを設置してのVR映像のLIVE中継は当社としても初の試みとなりました。

こちらから動画事例をご覧いただけます

観客席での臨場感・一体感を身近な場所で体感できるVRドーム

VRドームは観客数や規模に合わせて様々な場所に設置が可能。今回は特別支援学校の体育館に、車いすでも入場・観賞ができるよう配慮したレイアウトでVRドームを設営。VR映像については、会場に設置した5台のカメラに魚眼レンズをつけ映像を撮影。イベントの進行や試合の展開に合わせてカメラを切り替えるなど、観客席から観ているような臨場感を感じつつも現場では味わえない展開に合わせた視点の変更を可能にしました。

次世代に向けた新しい臨場感体験の場

今回のLIVEビューイングでは、各上映会場ごとにコンテンツの構成を変更。府中市郷土の森博物館では、有明からのLIVE中継を最後まで楽しんでいただけるようにプログラムを構成。特別支援学校2校の会場では、長時間の視聴が難しい生徒の方々に配慮し、事前収録した車いすバスケットの選手からのメッセージなどのコンテンツとLIVE中継を組み合わせたプログラムを編成し、複数組に分けて上映しました。スコアを画面上に表示すると臨場感が損なわれるため、得点ごとにスコアボードにスイッチングするなど演出にもVRに応じた配慮をしました。ライブビューイングを体感したお客様からは「実際に行ったような気持ちになれた」「会場で遠い席で見るよりも迫力のある映像を楽しめた」といった声を聞くことができ、今後のスポーツ観戦の可能性を大きく広げられたイベントになりました。

ライブ配信に関するお問い合わせはこちらよりお願いいたします。