カルチャートーク

ハイブリッドワークについて

選択肢があり、バランス良く働ける場所や仕組みを作り上げる。

MEMBER PROFILE
  • A・S新卒/入社20年目

  • N・Y新卒/入社21年目

  • S・K新卒/入社5年目

THEME
社員の働き方改革を進めている現在、オフィス移転に併せて、ハイブリッドワークを体現する京橋オフィスを新設。
その移転プロジェクトの中心メンバー3名が、これからの働き方について語ります。

プロジェクトを通して、物事をさまざまな視点から見られるように(S・K)

京橋オフィス移転プロジェクトの発足の経緯と具体的な取り組みを教えてください。

発言:A・S オフィスが西門真から京橋へ移転することになり、この機会にハイブリッドワークのモデルオフィスを作ってほしいと、社長の岩崎からリクエストをもらいました。過去にも西門真拠点のオフィス改革や拠点内移転を担当していたこともあり、今回もやらせてほしいと手を挙げました。当社のような会社規模のオフィスを、一から創り上げるといった経験は貴重ですし、今後の人生で大半を過ごすオフィスを、現場視点で働きやすくデザインするチャンスだと考えました。

発言:N・Y 移転プロジェクトのメンバーは10名で、A・Sさんと私がリーダーでした。

発言:A・S 2022年2月プロジェクトが開始し、2022年5月末に移転が完了しました。

発言:N・Y プロジェクトの担当は、オフィスのゾーンごと3名1組に分けて、その中から1名をセクションリーダーとしました。それぞれが担当スペースの理想の形を考え、デザインをしたり、必要なものを揃えていきました。

発言:S・K プロジェクトに関わることで、学びも多くありました。全社員にアンケートを行い、オフィスに求めていること、どういう働き方をしたいかといった意見を集めました。私は、その意見を全部実現させようと思っていましたが、A・SさんやN・Yさんは、社員の意見の背景やなぜそれが必要なのかまで考え、優先順位をつけて判断していました。そうしたプロジェクトの進め方も学びになりましたね。

発言:A・S アンケートに関しては、大多数の意見をベースにしながら、少数意見の中にも「たしかにその視点はなかったな」といった部分を取り入れていきました。基本的にはニーズが多いところを中心に、一通りは要望を網羅できたと思っています。

Theme ハイブリッドワークについて

社員が来たくなるオフィスを目指す(N・Y)

パナソニック システムデザインが定義する「ハイブリッドワーク」とはどのようなものでしょうか?

発言:A・S 一言でいうと、オフィスワークとリモートワークの良いとこ取りだと思っています。その中でも、社員側に選択肢があるのがポイントです。個人と組織がバランスを取りながら生産性を上げることを大前提に、その日の業務に最適な場所を自ら選択し、そして、価値提供のスピードを上げていく、そういった自律的なワークスタイルに持っていくことが、ハイブリッドワークの目的だと考えています。ハイブリッドワークはコロナ禍によって加速した部分もありますが、この言葉自体は社長岩崎のキーワードの中にコロナ禍以前からありました。世の中的にもモダンな働き方が注目されていたこともあり、社内外両方から加速したと思っていますね。今回京橋オフィスではハイブリッドワークの実現手段として、ABW(Activity Based Working)の考え方を取り入れオフィスデザインしています。仕事の内容や目的に合わせて、働く場所を自由に選べるワークスタイルのことで、まさに我々が目指す姿だと思います。

発言:N・Y オフィスワークの良いところとして、新オフィスではWeb会議ブースや集中スペース、カウンターなど、それぞれ仕事がしやすい環境を作っています。さらに、コミュニケーションの場などを設けることで、つい出社したくなるような場所にしています。「コミュニケーションが取りやすい」と思える場所を目指しました。

発言:A・S 私は、テレワークという働き方も良いと個人的には思っていますが、感情面や熱量を伝えるのはやっぱり対面なのかなとも思っています。組織やプロジェクトなど、身近であるはずの関係性が、テレワークだけではどうしても希薄になる部分があるので、社員同士が繋がりを感じる手段としては、まだオフィスワークの方が必要だと感じます。リモートワークの場合は、仕事場が自分の部屋だったりと限られますが、出社をすれば、オフィスにはさまざまな機能を持たせたワークスペースもあります。とはいえ、もちろんリモートワークのメリットもあるので、オフィス、リモートどちらか一辺倒にならず、その日の自分に合った仕事場を選びながら効率的に働くことを、今後も意識していきたいと思います。会社に言われたからやる、ではなく、そういった自律的なマインドセットを持ち、会社の方針と位相を合わせながら自ら新しいワークスタイルを創り上げていくことが大切ですね。

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リアルなコミュニケーションの場を増やしていきたい(A・S)

ハイブリッドワークを通して気づいたことはありますか?また、これから入社される方とは、どのようにコミュニケーションを取っていこうと考えていますか。

発言:N・Y リモートワークだと家でも働けるので、時間と場所から解放されますよね。育児と仕事も両立しやすいかと思います。同僚に最近子どもが生まれたのですが、育児もしっかりできているそうです。さらに、ハイブリッドワークで出社を組み合わせれば、社員同士がリアルに会ってお互いのコンディションがわかります。リモートと出社の両方のメリット掛け合わせていきたいですね。

発言:A・S 例えば、今年の中途入社メンバーとは、月に1~2回、フェイストゥーフェイスで1on1を行い、リアルな場でのコミュニケーション量を意識的に増やしています。新オフィスには1on1ブースのような、横並びに座れる部屋もあるので、メンバーは皆そこを活用することが多いですね。出社日を決めているプロジェクトもありますし、プライベートな都合で出社が難しい場合はリモート会議でカメラONにして表情を見えるようにするなど、できる限り空気感・雰囲気を感じるコミュニケーションを推進しています。ハイブリッドワークをフル活用して、新しく入った方の受け入れ体制を整えていこうと考えています。他にも、グループワークを通して、普段関わりのない社員同士が会話をするきっかけを作ったりもしていますよ。

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入社後に学んでいける環境が、しっかり整っている(S・K)

コロナ禍により、入社後の働き方に不安を抱えている人もいます。そんな人たちに向けて、メッセージやアドバイスをお願いします。

発言:S・K 新人研修も、出社とテレワークを組み合わせて実施しています。出社したときは新入社員が先輩社員と席が近くなるように工夫をし、積極的に雑談もします。先輩社員が複数名サポートに入りますので不安はないと思います。新人研修では、プロジェクト形式のものや、eラーニングで興味があるものをピックアップして学んでいけるものなどがあり、スキルアップのサポート面も充実していますね。

発言:N・Y 新人の方でも「こうやりたい」という意見があれば、受け入れてくれる環境だと思います。たとえば、プロジェクト形式の研修を出社して受けるのか、リモートで受けるかは、その人次第です。どちらかにしなければいけないといった決まりはありません。最初から遠慮もいらず、自主性を尊重する環境です。

発言:A・S まさにそうですね。思ったことは遠慮なく言ってください。誰かに言われたからやるではなく、「こうした方が良いと思います」といったの意見は、どんどん発信してほしいです。その意見を真っ向から否定するような文化は当社にありませんので。

発言:N・Y 新入社員との顔合わせは対面で行いますが、その後の業務はリモートワークでもオフィスワークでも自由です。裁量が一人ひとりにしっかりとあるので、ぜひハイブリッドワークを有効活用して効率的に働いてほしいと思っています。

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