パナソニック×XRのまだ見ぬ可能性を求めて

プロジェクトストーリー

#Engineering#入社1〜5年以上#キャリア入社#大阪拠点

PROFILE
前職ではスマートフォンゲームの開発を手掛け、100人規模のプロジェクトのPMも務める。2020年に入社後、パナソニックグループ各社と連携したXRの研究開発やXRの普及活動に携わる。

グループを牽引するXR研究開発チーム

私の部署ではお客様から依頼を受け、XR(クロスリアリティ/AR=拡張現実、VR=仮想現実、MR=複合現実などの総称)を活用したアプリケーションを試作し、その有用性の検証を行う研究開発を行っています。入社後はARやVRを用いた作業補助アプリケーションやデモコンテンツの開発・制作、体験会やセミナーを通じたXRの普及活動に携わってきました。

パナソニック システムデザインは、パナソニックグループ内でもいち早くXRの研究開発に乗り出しており、この領域においてはトップランナーに近い立場だと言えます。グループ各社から寄せられるXR活用に関する相談を受けて、2~3件のプロジェクトを並行して進めながら、日々前例の無い取り組みにトライしています。

「体験」がXRの新たな可能性をひらく

XRを活用した製品やサービスを考えたいけど、「そもそもXRでどんなことができるのか分からない」といった方はまだ沢山います。“百聞は一見に如かず”なので、そういった方々に向けて、実際にARやVRの技術に触れてもらうことで、XRでできることを実感してもらうのが体験会を開催している理由です。これまでにはVRでどのようなことができるかわかりやすく体験できるコンテンツや、作業マニュアルをヘッドマウントディスプレイ上に映すことで、手をふさがずに業務をサポートするアプリケーションなどを紹介してきました。

今後、実際にその価値を体験して、XRを活用した取り組みが増えていくことで、パナソニックグループ内にXRの波が来ることを期待しています。すでにグループ会社からは、工場設備の開発や検討において「実寸大のVRで確認できないか」などの新たな相談も寄せられるようになりました。今はまだ研究を進める段階ですが、XRはこれから世の中でも当たり前になっていく技術だと考えています。そうした未来を見据えて、いまさまざまな可能性を模索するのが私たちの役割です。

パナソニックグループだからできること

私はかつてスマートフォンが流行し始めた頃に、特に将来性を感じたゲーム業界へ飛び込みました。そして2年前、XRに魅力を感じてパナソニック システムデザインへの入社を決めました。当然ゲーム業界でも挑戦の機会はあったかもしれませんが、家電をはじめ生活に根付いた製品やサービスを展開するパナソニックなら、娯楽に限らず、より人々の身近な場所に踏み込んだXRを手掛けられる可能性があると考えています。

ここ数年でグループ間を横断するTeamsのチャネルも立ち上がり、各社でXRに取り組むエンジニアの繋がりが生まれています。業界の動向や取り組みについてシェアし、互いに相談し合えるようになっており、今後はさらにグループでの連携も加速していくはずです。

わたしにとって「その先」を創るとは。

私はこの行動指針の中でも「創る」という部分が特に重要だと考えています。その先がいつか訪れるのを待つのではなく、機会を掴んで自分たちで市場を開拓していくような姿勢こそが「その先」を創ることに繋がるのではないでしょうか。