衛星開発(衛星通信・アンテナ等)における技術支援 宇宙環境に対応する高度な設計力と豊富な実績で、
衛星通信開発のあらゆる課題を解決します

衛星通信開発の現状と課題

次世代衛星通信の実現に向けた、高度な技術的要求への対応

複数の技術課題への対応が求められる時代
衛星通信システムや通信機器の開発において、複数の技術課題への対応が求められています。厳しい宇宙環境下での高い信頼性を確保しながら、打ち上げコスト削減のための小型・軽量化を実現する必要があります。特に通信機器においては、超短波(VHF/UHF)からテラヘルツ波まで、幅広い周波数帯域での最適な設計が不可欠です。
複雑化、多層化する通信ネットワーク
地上-衛星間通信、衛星間通信、さらにはHAPSを含めた多層的な通信ネットワークの構築により、システムの複雑性が増大しており、高度な電磁界解析とシステム全体を見据えた統合的な設計手法も必要となっています。
さらに、真空環境下での放熱設計、打ち上げ時の振動・衝撃対策、宇宙放射線対策など、地上の通信機器とは異なる特殊な要件への対応も重要な課題です。これらの課題に対して、最新の設計技術と豊富な開発経験を活かした包括的な技術開発が求められています。

市場競争力のある、最先端衛星システムを実現する技術革新

衛星通信の技術的な難易度が上昇
次世代の衛星通信システムにおいては、より複雑化する技術要件と市場競争力の両立が求められています。通信の高速大容量化や低遅延化に加え、複数の周波数帯域に対応する必要があり、設計・開発における技術的な難易度が上昇しています。
品質保証と短納期での開発実現が必須要件に
衛星通信の打ち上げコストの最適化や製造工程の効率化など、市場で競争力のある価格での提供も重要な課題です。さらに、システムの長期運用における信頼性確保も不可欠です。急速に進化する通信規格への適合や、ソフトウェア無線技術の活用、AI/IoT技術との連携など、最新技術への対応も欠かせません。このような複合的な要件に応えながら、短納期での開発実現と品質保証の両立が強く求められています。
  • 高い信頼性と低コストの両立を実現する、次世代衛星通信システムの開発が急務
  • 複雑化・高度化する通信システムに対応した、革新的な設計技術の確立が必要
  • 宇宙環境特有の課題に対応する、高度な設計・解析技術の実装が不可欠

衛星通信分野における
技術開発支援

豊富な実績と最新技術で、お客様の開発を支援します

パナソニック システムネットワークス開発研究所は、35年以上にわたる無線通信開発の経験と最先端の設計・解析技術を活かし、衛星通信機器の開発をトータルに支援します。アンテナ設計から電磁界解析、各種機器設計まで、確実性と効率性を両立した開発をワンストップで実現。お客様の要求に応じた柔軟な技術支援で、次世代衛星通信の発展に貢献します。

衛星通信分野における技術開発支援の特長

特長①

豊富な実績に基づく、確かなアンテナ設計

豊富な実績に基づく、アンテナ設計技術を提供します。超短波からテラヘルツ波まで、幅広い周波数帯域に対応したアンテナ設計技術を保有し、宇宙環境を綿密に考慮した最適設計で、高性能な衛星通信を実現します。

特長②

高度な電磁界解析による性能最適化

先端の大規模電磁界解析技術により、衛星通信機器や衛星本体の影響を含めた精密な性能予測を実現します。設計初期段階からの性能最適化によって、開発期間の大幅な短縮とコスト削減を可能にします。

特長③

宇宙環境に対応した機器設計技術

宇宙空間特有の要求に対応する、高度な機器設計技術を提供します。耐衝撃・耐振動設計、真空環境での放熱設計、EMC対策など、宇宙固有の課題に対し、地上機器開発で培った確実な技術転用を実現します。

衛星通信分野における技術開発支援のケーススタディ

最先端の技術力と35年以上の豊富な実績で、お客様とともに次世代の衛星通信システムの可能性を広げます。

Case 01

国際宇宙ステーション‐外部機器間マイクロ波通信の最適化

使用中の国際宇宙ステーションと接続機器間で使用する、マイクロ波通信アンテナの設計開発に取り組みました。30億メッシュの大規模な電磁界解析により、宇宙ステーション本体の影響を含めた高精度なシミュレーションを実施。金属構造物を含めた最適な電力分配を実現する、マイクロ波アンテナの設計を完了しました。

Case 02

超小型衛星向け低コストアンテナシステムの開発

超小型衛星に搭載する各種アンテナの設計開発において、マイクロ波帯からミリ波帯まで幅広い周波数に対応する必要がありました。実績ある地上技術の効果的な宇宙転用とアンテナ素子数の最適化により、高性能かつ低コストのシステムを実現。さらに広帯域化による機能統合で、搭載性も向上させました。

Case 03

宇宙環境下での電磁波データ解析と最適化

宇宙空間特有の電磁波伝搬環境に対応するため、地上とは異なる反射や遮蔽物のない環境を精密にモデル化したシミュレーション技術を確立。数学・統計的知見を活用したデータ処理方法の最適化と、複数システムの同時処理が可能なSDR無線機の設計により、効率的なデータ取得と解析を実現しました。

衛星通信分野における保有技術

パナソニック システムネットワークス開発研究所が保有する、衛星通信システムの開発に関する主な技術をご紹介します。

通信・電力伝送

  • ビームフォーミング設計、制御技術
  • 地上-衛星間伝搬Sim技術
  • 超短波(VHF/UHF)、マイクロ波、ミリ波、
    テラヘルツ波、光通信 無線設計技術

アンテナ

  • 狭帯域、広帯域アンテナ設計技術
  • 弊社アンテナ技術の宇宙転用
  • レクテナアンテナ設計技術
  • 超短波(VHF/UHF)、マイクロ波、ミリ波、
    テラヘルツ波、光通信用アンテナ設計技術

各種機器設計

  • 耐衝撃、振動設計技術
  • センシング :カメラ・Lidar・ミリ波、
    テラヘルツ波技術
  • 資源センシング
  • 真空空間に対する放熱設計技術
  • 地上通信機器の宇宙転用設計技術
  • 弊社スマートデバイス技術の宇宙転用
  • 電源システム設計・電源設計
  • 組込ソフトウェア設計
  • EMC設計技術

データ解析・シミュレーション

  • 取得した大規模データ解析
  • 画像認識・識別
  • 真空状態を模擬した熱シミュレーション技術
  • 大規模電磁界解析

Contact お問い合わせ

ご相談・ご質問、お見積もり依頼など、お気軽にお問い合わせください