SSPS技術開発支援 SSPS(宇宙太陽光発電)の実用化を技術支援
次世代クリーンエネルギーの開発課題を解決

SSPS(宇宙太陽光発電)開発の現状と課題

次世代エネルギーSSPS、実用化への課題

過酷な宇宙環境への適応と技術革新
SSPSの実用化には、真空・放射線・極低温といった過酷な宇宙環境への適応が不可欠です。さらに、エネルギーの高効率な生成・変換・長距離伝送、大規模システムの構築、安全性の確保といった高度な技術課題を克服する必要があります。宇宙空間での長期運用を見据えた設計と、新たな技術の導入が求められています。
開発体制の構築と専門知識の不足
SSPS開発には、宇宙工学、電気工学、材料工学など、多岐にわたる専門知識が必要です。しかし、これらの分野に精通した人材は限られており、開発リソース不足やノウハウ不足が大きな課題となっています。多くの企業や研究機関では、最適な開発体制の構築が急務となっています。
  • 高効率なエネルギー生成・変換・長距離伝送技術の確立が求められる
  • 真空・放射線・極低温など、過酷な宇宙環境への適応が困難
  • 大規模システムの構築と、宇宙空間での長期運用が大きな課題
  • 開発期間の短縮とコスト削減の両立が求められる
  • 地上での実証実験やシミュレーションによる事前検証が不可欠

SSPS分野における技術開発支援

豊富な実績と先端技術で、SSPSの実用化を推進

パナソニック システムネットワークス開発研究所は、SSPS開発に不可欠な高度な技術力と豊富な実績を活かし、お客様の開発プロセスを強力に支援します。パワーエレクトロニクスやエネルギーマネジメント、無線電力伝送、構造・熱解析技術を駆使し、要素技術の開発からシステム全体の設計まで柔軟に対応。お客様のニーズに最適なソリューションを提供し、SSPSの早期実用化を加速させます。

パナソニック システムネットワークス開発研究所のSSPS技術開発支援の特長

特長①

宇宙環境に適応する高信頼性設計技術

衛星開発で培った技術を活かし、真空・放射線・極低温などの過酷な宇宙環境に適応する設計技術を提供します。さらに、車載機器開発で培った高信頼性設計技術を応用し、長期運用に耐えうるシステムや機器の開発を支援。宇宙空間でも安定稼働する高信頼性ソリューションを実現します。

特長②

エネルギーを高効率に活用するパワエレ・伝送技術

工場のエネルギーマネジメントシステム、住宅向けパワーコンディショナ、車載充電器などの開発で培ったパワーエレクトロニクス技術に加え、補聴器からEVまで幅広い製品で蓄積した無線電力伝送技術をSSPS開発に活用。エネルギーの生成・変換・伝送の高効率化を実現し、持続可能なシステムの構築を支援します。

特長③

開発を加速する高度なシミュレーション技術

豊富な構造・熱解析の知見と、多数の実測データを活かした精緻な電磁界シミュレーション技術を提供。この技術により、開発リスクを低減し、開発期間の大幅な短縮を実現します。さらに、宇宙空間での性能予測から地上での実証実験までを包括的にサポート。高精度なシミュレーションによって実環境での信頼性を確保し、SSPS開発の効率化に貢献します。

SSPS分野における技術開発支援のケーススタディ

パナソニック システムネットワークス開発研究所のSSPS関連技術の実績と貢献

Case 01

SSPS実用化を支える発送電一体型パネル

経済産業省支援のSSPS実用化実証実験において、パナソニック システムネットワークス開発研究所は太陽電池セルとマイクロ波送電アンテナを一体化した「発送電一体型パネル」の開発を担当。マイクロ波送電技術、HPA技術、パワーエレクトロニクス技術を統合し、世界初のSSPS送電実証に成功。SSPSの実用化に向けた重要な一歩を支えました。

Case 02

月面機器の衝撃・熱解析による信頼性向上

月面環境での利用を想定し、SRS(衝撃応答スペクトル)試験をシミュレーションで再現し、実機検証を実施。この検証により、地上の汎用部品を月面機器へ適用可能とし、低コスト化を実現。また、真空環境下での熱解析を通じて放熱構造の妥当性を検証し、宇宙空間での安定動作を確保しました。

SSPS関連の保有技術

SSPSの要素技術からシステム構築まで対応

パワーエレクトロニクス

SSPSに必要な電力変換・制御技術を網羅。太陽光発電(PV)、燃料電池(FC)、蓄電池(BAT)制御に加え、DC-DC / AC-DCコンバータ、インバータ、MPPT制御、系統連系技術を活用し、高効率なエネルギー管理を実現します。

無線電力伝送

SSPSの電力伝送を支える先端技術を提供。マイクロ波送電、レーザー送電、共振型・電磁誘導型ワイヤレス給電に対応し、高出力増幅器(HPA)、GaNデバイス応用、アンテナ設計、高周波回路設計を活用した高効率な電力伝送を実現します。

システム・構造・熱設計

宇宙環境に耐える設計技術(無線通信、組込ソフトウェア、EMC対策)を提供。構造解析(有限要素法解析)、熱解析(熱流体解析)を活用し、耐衝撃・耐振動・放熱設計を最適化。軽量化と高剛性の両立を実現し、長期運用に耐えうる構造を設計します。

シミュレーション技術

SSPS開発の効率化を支援するシミュレーション技術を提供。電磁界解析、熱解析、構造解析を活用し、宇宙空間での性能予測から地上試験の最適化まで対応。開発リスクの低減と期間短縮を実現します。

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