ソフトウェアの実装
機器の組込 クラウド活用 と要求機能・仕様に合わせてソフトウェアを実装します。
パナソニックシステムネットワークス開発研究所は、多様化するデバイス環境に対応したOTA開発サービスを提供しています。
Linux、リアルタイムOSから、OSレス環境まで、あらゆるプラットフォームに最適化されたファームウェア更新システムの構築が可能です。組み込みシステムからクラウド連携、新規開発から既存システムの改修まで、お客様の技術的制約や要求仕様に合わせて最適なソリューションをご提案します。
経験豊富なエンジニアが、アーキテクチャの検討から試作開発、製品化まで一貫してサポート。CRAをはじめとする国際的なセキュリティ規制に準拠した、信頼性の高いシステムを実現します。
豊富な開発実績で
多種多様なデバイスへの適用ニーズに対応
デバイス管理やコスト削減、品質維持など運用視点でのニーズを網羅しつつ、リソース制約や可用性、セキュリティ、複雑性、保守などOTA開発に伴う様々な懸念点に対し、多種多様な開発実績の中から、最適なソリューションをご提案。お客さまのニーズに合わせた、最適で信頼性と安全性を確保したシステムを開発します。
リソースに制約があっても、それぞれのハードウェアに合わせた最適なソリューションを提案。SCM対応やディスコンに伴うマイコンの置き換えにも対応。それぞれの状況に合わせ、信頼性や可用性を確保するための方法を、豊富な開発実績の中からご提案します。
暗号化通信とデジタル署名により第三者への漏洩や改造ソフトウェアの書き込みを完全に防止します。バージョン管理機能により古い脆弱性のあるソフトウェアへの逆戻りも阻止し、CRAをはじめとする国際的な法規制にも準拠。お客様の懸念を解消する包括的なセキュリティ対策を実現します。
OSレス環境でも安全なファームウェア更新を実現します。また、ARM TrustZone環境においても、セキュアワールドとノンセキュアワールドを適切に分離し、セキュアブート機能と連携してセキュアワールドの安全な書き換えが可能です。多様なハードウェア環境に対応した確実なセキュリティ機能をご提供します。
プラットフォーマーが運用するクラウドサービスの導入により、お客様に可用性の高いOTA環境をご提案します。また、デジタル署名の鍵更新では、デバイス側の公開鍵を安全に更新できる機能を備えています。さらに、デュアルバンク方式とロールバック機能を採用することで、更新に失敗した場合でも自動的に前のバージョンに復旧し、デバイスが使用不能になることを防ぐ安全設計を実現しています。
組込Linuxを用いて、太陽光発電のモニタシステムにおいて、車載IVI開発技術を応用したOTAシステムを実装しました。Linux kernelとファイルシステムをそれぞれ個別にアップデートすることにより、可用性を確保。システム運用者が運用する独自サーバとの通信でアップデートするシステムを開発しました。
独自サーバでは高可用性の確保や、インフラ構築、セキュリティ対策の実装が不可欠
Linux kernelとファイルシステムの個別アップデートや、多層防御によるセキュリティ強化を実現
既存の家電にリアルタイムOS(FreeRTOS)を用いた実装のIoTモジュールを取り付け、AWSを活用して家電MCUのファームウェアを更新するシステムを開発しました。AWSとIoTモジュール間だけでなく、家電に実装されるMCUとIoTモジュール間の通信も暗号化。家電MCUだけでなくIoTモジュール自体もアップデートする仕組みを構築しました。
開発や運用のコストを抑えつつ、セキュリティを確保したい
AWSの活用。家電のMCUとIoTモジュール間も通信を暗号化し、安全性を確保
広い工場やオフィスにおいて活用が期待される、Bluetooth MESHを用いた多数の照明センサのファームウェアを複数同時に更新するシステムを開発しました。開発実績豊富なNordic社製BLEチップを用いた複数デバイスの同時更新を可能にしました。
ネットワーク上の複数デバイスのファームウェア同時更新をどう行うか
Bluetooth MESHを用い、複数デバイスの同時更新を可能に
AUTOSARを用いたOBCのファームウェア更新システムの開発を行いました。EV充電設備(EVSE)と接続される車載ECUのリプログラミング機能を設計実装。デュアルバンク方式による可用性を確保しつつ、UDSに準拠した方式によりCAN経由でのファームウェア更新機能を実装しました。
車載ECUに対し、ファームウェア更新をどのように行うか
車載ECU診断用プロトコルに準拠したリプログラミング機能を実装することで確実なファームウェア更新を実現
OTAによる更新には安定した通信環境が不可欠です。当社では、電波状況の確認からアンテナ設計を含む無線システムの検証・設計、さらにソフトウェアを含めた装置への無線機能の実装まで、トータルで対応可能です。
インフラシステムの長期にわたる安定的な運用にOTAは貢献しています。現在、ITS(高度道路交通システム)の実証実験・システム運用を推進しています。
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