発表論文がIEEE Computer Society Publications Boardより2023 Best Paper Runner-up Awardを受賞

当社で発表した論文が、情報通信分野で世界トップレベルの影響力をもつ査読付き国際 学術誌「IEEE Transactions on Emerging Topics in Computing」の「2023 Best Paper Runner-up Award」を受賞しました。
論文のタイトルは「Quantum Computing Based Optimization for Intelligent Reflecting Surface (IRS)-Aided Cell-Free Network」です。

第6世代（6G）移動通信システムでは、現状よりも更に高速な通信の実現が求められま す。
6Gの運用と持続可能な社会との両立を達成するには、無線通信システムにおけるエネル ギー利用効率の改善が必要となります。
これを実現する技術として、電波の反射方向を制御可能なIRS（Intelligent Reflecting Surface）、および特定の問題に対して非常に高速かつ省電力な計算が可能な量子コン ピューティングが注目されています。
本論文は、IRSを用いた無線通信の制御を量子コンピューティングによって実現する方法に関するもので、当社と東北大学との共同研究の成果となります。